「青銅の騎士」は旧ソ連の作曲家レインゴリト・グリエールが手掛けたバレエ音楽です。
元々は1832年に作られた長編叙情詩がモチーフになっており、グリエールがそれを全4幕、13曲のバレエ音楽にアレンジしました。バレエ音楽としてのルーツを持つため、非常な上品な楽曲です。それが「青銅の騎士」の魅力です!
ちなみに、作曲者のグリエールは音楽教師としても有能でした。プロコフィエフやハチャトゥリアンも、彼の指導を受けていたそうです。
第57回全日本吹奏楽コンクールでは、習志野市立習志野高等学校が「青銅の騎士」を演奏し、金賞を受賞しました。この習志野高校の演奏を覚えている方も多いのではないでしょうか?
この編曲版は「元老院広場にて」「エフゲニーとパラーシャ」「踊りの情景」「偉大な都市に捧げる讃歌」で構成された抜粋版となります。どれも吹奏楽に映える、魅力的な楽曲ばかりです!
自由曲として、とても人気のある楽曲ですので、他の吹奏楽団と自分たちの演奏を比べてみても良いかもしれませんね。
グリエールは、1875年にウクライナに生まれ、ロシア帝国末期からソ連建国期に活躍した作曲家で、このバレエ音楽「青銅の騎士」は1949年に完成された。大作曲家としての地位を揺るぎないものとした作品「赤いけしの花」と並ぶ傑作バレエであり、初演は1949年3月レニングラード(現在のサンクト・ペテルブルク)にて、キーロフ・バレエ団によって行われた。
物語の舞台は、ピョートル1世によって創られた人工都市サンクト・ペテルブルグ。ネヴァ河がバルト海に注ぐ河口の沼地を埋め立てて作られたこの街は「北のヴェニス」ともいわれる美しい水の都であるが、悪天候になる度に平均水位を2メートルも上回る大洪水に襲われ大きな被害を受けていた。主人公エフゲニーは、1824年の大洪水で最愛の恋人のパラーシャを失う。人生の夢と希望をも打ち砕かれたエフゲニーはついに狂気の人となり、街の創始者として君臨する青銅の騎士像へ戦いを挑む・・・という物語である。
組曲の最後に登場する「偉大な都市に捧げる讃歌」はサンクト・ペテルブルグで行われる演奏会のアンコール曲として有名であり、聴衆は総立ちとなり拍手喝采の中終わるという習慣がある。また、サンクト・ペテルブルクの始発駅であるモスクワ駅ではソ連時代から定期列車として運行しているクラースナヤ・ストレラーの発車音楽としても使用されている。
この編曲版は「元老院広場にて」「エフゲニーとパラーシャ」「踊りの情景」「偉大な都市に捧げる讃歌」で構成された抜粋版で、第57回全日本吹奏楽コンクール全国大会にて習志野市立習志野高等学校が自由曲として演奏し金賞を受賞した。
昭和33年、京都市に生まれる。「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」が座右の銘で、普段は妻と子供とロッテ・マリーンズと音楽をこよなく愛する陽気な温泉好きなお父さん、兼社会科教師である。世界史の授業を担当し、「ミイラの作り方」を教えるのが得意である。
尊敬する音楽家は、指揮者のヘルベルト・フォン・カラヤンで、ポスターを見ては真似をしている姿を生徒は暖かく見守っているのである。また、いつもせっせと大好きな曲を編曲しては生徒に演奏をさせるのが生き甲斐なのだが、暑いとバテバテ、寒いと縮こまり…と、けっこう温室育ちのお坊ちゃまなのである。
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