元々はFlute、Alto Saxophone、Trumpet、Trumpet、Horn、Euphoniumという編成のために書いたものですが、出版にあたってスコアにある通り、それぞれのパートを数種類の楽器に置き換えられるように改訂しました。それぞれのパートに対応することが出来るよう、スコアはすべて実音で記譜しており、また楽器を置き換えた時に音域や運動性で困難が生じる可能性のある部分については、それぞれの箇所に注釈を入れてあります。
実際の楽器の組み合わせ方は、同族の楽器でアンサンブルを組んでも構いませんし、異なる族の楽器のアンサンブルとして演奏しても構いません。また楽譜に記述がない楽器を使用しても構いませんし、その際にオクターブの上げ下げ等、若干の変更を行うことも可とします。
楽器選択におけるアドバイスを書くとすれば次のようなことになるでしょう。
・楽器の音量のバランスに配慮しましょう。
・オクターブの上げ下げを行った場合、ベースラインの動き(その時に鳴っている一番低い音)よりも下に潜ることがないようにしましょう。
・3rdパートと4thパートはペアで動くことが多いので、同種あるいは同族の楽器の方がまとまりやすいと思います。
第1楽章 Prelude
細かいダイナミクスの指示に注意して演奏してください。走ってしまったり慌てたりしないように。4分音符132の指定ですが、4分音符主体の動きですからあまり速くありません。各パートとも動きのある箇所は、はっきり自己主張してみましょう。音楽が生き生きとしてくる筈です。
第2楽章 Berseus
Berseusとは、子守歌のことです。ゆったりしたテンポの中で旋律を歌いきってください。楽譜には書けないくらいの細かいクレッシェンド、デクレッシェンドも必要ですし、テンポも当然揺れると思います。テンポが揺れた時は、必ず戻します。特にリタルダンドをかけた後は、しっかりテンポを取り戻すように心がけてください。
第3楽章 Rondino
1stパートは細かい動きに幻惑されないようにしましょう。細かい動きではありますが、同じ音型、リズム型が続きます。この楽章も、細かいダイナミクスの指示に注意して下さい。注意することによって、エコーをかけたような演奏効果があらわれると思います。デクレッシェンドはデクレッシェンドですけれども、決してフォルテピアノにならないように。
(飯島俊成)
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