「さいたまファンファーレクラブ」の略号「SFC」を「S(ミ♭)→ F(ファ)→ C(ド)」という音列に置き換えて、そこから取り出した「長二度→完全五度」という音程進行が、全曲を通じた統一主題となっています。SFCのシンボルであるペガサスはギリシア神話に登場する翼を持つ天馬。メデューサの血から生まれてペルセウスの愛馬となったペガサスは、芸術の女神ミューズたちに可愛がられていたと言われています。様々な顔を持つペガサスと同様な、SFCの多彩な表情をご堪能頂ければ幸いです。曲にはそれぞれ、ペガスス座(編集注:星座名ではペガススと表記します)にある恒星の名前が付いています。
《サルムの光》(フラリッシュ)
「サルム」はτ(タウ)星。星言葉は「高い理想に進むペガスス」(3月10日)。「フラリッシュ」(フローリッシュとも)はファンファーレの中でも特に華やかなものを指す言葉。輝かしい未来へ向けてのファンファーレ。
《マタルの涙》(コラール)
「マタル」はη(イータ)星。星言葉は「恋にのめり込む集中力」(2月29日)。「雨の守り神」の意味を持つ「マタル」は、幸運をもたらす雨を降らせるといいます。「コラール」は本来はプロテスタントの賛美歌である四声の合唱曲ですが、ここでは慈愛を讃える歌という程度の意味で用いています。
《マルカブの矢》(トッカータ)
「マルカブ」はα(アルファ)星。星言葉は「直感と計画性のサクセス」(3月6日)。「乗り物(馬の鞍)」という意味を持つこの星は「秋の大四辺形」を形成する星の1つとしても知られています。7月に観測される「ペガスス座流星群」の放射点がマルカブのすぐ近くであるのは、稲妻の運搬役でもあったペガサスらしい不思議な一致です。そんなマルカブを題材としたこの曲は、疾走感あるトッカータ(走句が多用される楽曲)となっています。(中橋愛生)
1978年生。東京音楽大学作曲指揮専攻および同大学大学院を首席で修了。
2002年、第71回日本音楽コンクール作曲部門(管弦楽作品)第三位。2008年、第18回日本管打・吹奏楽アカデミー賞(作・編曲部門)受賞。2009年および2010 年、日本吹奏楽指導者協会「下谷奨励賞」受賞。また、執筆活動やCD 等の企画構成への参加も多く、2008 年4 月よりNHK-FM「吹奏楽のひびき」パーソナリティも務めている。
これまでに作曲を吉田峰明、池辺晋一郎、西村朗の各氏に、指揮法を汐澤安彦氏に師事。また、2000年より6年間、湯浅譲二氏のゼミ生および助手として薫陶を受ける。現在、東京音楽大学・国立音楽大学各講師、日本管打・吹奏楽学会理事、21世紀の吹奏楽" 響宴" 会員。
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